発表に関わる利益相反について
動物看護・動物医療の分野においては、動物病院を含む企業や営利団体との共同研究が行われること(産学連携)が少なくありませんが、それにより研究による学術的成果を社会へ還元する公的利益、産学連携活動などにより生ずる個人的利益が発生する場合があり、これを利益相反(Conflict of Interest:COI)と呼んでいます。産学連携活動を推進すればするほど、多くの利益相反状態を生ずることは避けられません。
しかしながら、利益相反状態そのものは何ら批難されるべきものではありません。日本動物看護学会第33回大会では、産学連携等による研究の適正な推進を図るため、研究を行う者が自ら利益相反状態を適切に開示し、研究成果を社会へ還元することとしています。
利益相反の開示について
すべての発表者は、自分が発表する内容に関する利益相反状態をその金額に関わらず開示してください。発表抄録文末に明記し、口頭発表の場合はスライド上で、ポスター発表の場合はポスター上で開示してください(例1)。
また、開示すべき利益相反状態がない場合は、その旨を開示してください(例2)。
開示すべき事項は下記のとおりとします。
開示すべき事項
- 企業や営利を目的とした団体等(動物病院を含む)から提供される研究費・助成金
- 企業や営利を目的とした団体等から提供される機器・材料
- 企業や営利を目的とした団体等から提供される奨学寄付金
- 企業や営利を目的とした団体等からパンフレットなどの執筆に対して支払われた原稿料
- 企業や営利を目的とした団体等から会議等の出席(発表)に対して支払われた講演料など
- その他、企業や営利を目的とした団体等から支払われた旅費・贈答品など
- 企業や営利を目的とした団体等の役員、顧問などへの就任の有無
開示例(金額の記載は不要)
これらはあくまで開示の例であり、実際の発表に際しては必ずしもこのような文言、レイアウトでなくても問題ありません。利益相反の内容が明らかとなるように開示してください。
例1)開示すべき事項があるときのCOI開示例
本演題に関連して開示すべきCOIは以下のとおりです。
研究助成金:株式会社■■■■
研究機器:▲▲▲▲有限会社
例2)開示すべき事項がないときのCOI開示例
なお、発表者あるいは共著者が、企業や営利を目的とした団体等に所属している場合は、他企業や他団体等から提供された資金等(研究費・助成金・奨学寄附金・原稿料・講演料・旅費・機器・材料・贈答品など)を開示してください(自分が所属している企業や団体等から提供された資金等を開示する必要はありません)。
企業の方が大学の研究員として籍を置くなど、複数の組織や団体等に所属している場合は、複数の所属があることを記載し、それぞれの所属における利益相反状況を記載してください。


